カラス・イングリッシュ・スタジオ 烏丸御池・三条烏丸 プレゼンテーション 実験劇場

2019年3月24日日曜日

FLExICT Expo 2018 発表 「リードするのは学生、デザインするのは教員」

FLExICT Expo 2018 @大阪工業大学梅田キャンパス OIT梅田タワーで発表でした。
分担者として参加している科研費プロジェクト"小中高大連携を見据えた外国語教育とICTの接点を探る研究ならびにアーカイブの開発"の活動です。

タイトル

リードするのは学生、デザインするのは教員。―ミーティングスタイル・クラスルームにおけるアジェンダ活用術―

予稿集は無料でダウンロードできます。

2019年3月23日土曜日

第25回大学教育研究フォーラム 発表

第25回大学教育研究フォーラム @京都大学で発表しました。

タイトル

英語プログラム独自 FD を通じた新任教員の研修と効果―所属レイヤーに最適化したサポート体制の一事例として―

S. Kimura, Y. Ochiai, Y. Kondo

2019年3月16日土曜日

2019年3月8日金曜日

【TCTP】立命館大学薬学部 トロント海外フィールドスタディ 2018年度実施 02

6日目

SickKids Clinical Pharmacology & Toxicologyで症例検討会の見学後、Drug Safety in Pregnancy and Lactationのセミナーがありました。
妊娠期の3ヶ月間はtrimesterと呼びます。他にtri-(3の)から始まる語といえば、triangle(三角形),、triceps(三頭筋)、tripod(三脚)、triplet(s)(三つ子)などがありますね。先生よりteratogen(催奇形物質, 催奇形因子)の語源はAncient Greek “terato-: monster” で、今のところは差別用語と認識されていないが今後は…?というお話がありました。

7日目

午前中はSickKids The Peter Gilgan Centre for Research and Learningに案内していただきました。21階建のビルで、フロアでリサーチエリアが分かれています。
SickKids The Peter Gilgan Centre for Research and Learning

学生の声

"自分の興味・関心のあることをはっきりさせ、人との出会いからのチャンスを逃がさないように!一薬剤師として、自分がいることで目の前の患者を救えることは素晴らしいこと出し、病棟で患者に感謝されることはうれしいけど、研究を通してもっとたくさんの患者、医師などの役に立てる事に魅力を感じたとおっしゃっていた。私も薬剤師として頼られるように、頑張ろうと思った。"

8日目

朝一番はGround Roundに参加しました。テーマは“Rethinking the Future of Paediatric Healthcare”です。
“Analog, crude”から”Digital, data-driven, intelligent”へ
“Reactive, sickcare”から”Proactive, preventative care”へ

9日目

午前は二度目の病棟実務体験でした。

学生の声

"薬剤師の仕事として、まず朝にnew orderを見て新しい患者情報などを確認する。また患者ごとのnoteを見て特にmedication history を確認して間違いがないか見た上で、summaryにmedication history (PMHx)や患者情報や検査値などを書き込み、to doに今日することを載せる。medication history はてんかんの薬などハイリスク薬など注意すべきことが多いので特に重要である。"
"回診中は、薬剤師は他の医療スタッフから薬の投与速度の計算が正しいのかどうかの確認をされたり、薬剤に関して何度も確認される場面が多かった。"

10日目

最終授業日です。プレゼンテーションを行い、医師とリサーチフェローの先生にフィードバックをいただきました。これを受け、帰国後はブラッシュアップさせたプレゼンを立命でも行います。
最後はClinical Pharmacology & ToxicologyのIto先生よりCertificateの授与がありました。


2019年3月1日金曜日

【TCTP】立命館大学薬学部 トロント海外フィールドスタディ 2018年度実施 01

1日目

トロント小児病院(SickKids)での留学プログラムが始まりました。まず最初に、薬剤師も医師も白衣を着用していないことに学生は驚いていました。
今年は初日から症例のプレゼンテーションがあったのですが、前日の宿での特訓が実を結びうまく伝えられたようです。
B&Bで症例についてディスカッション

2日目

AboutKidsHealthという、小児患者(やその保護者)が病気・薬・健康について学習することのできるサイトを教えていただきました。沢山の絵を用いて簡単な英語で説明されているので、英語学習者の教材としても使えますね。

学生の声より

"薬剤師は、医師に処方提案する際は、手短に、詳しく(なぜその処方が良いのか)述べるようにしている。そうすることで、医師の負担を軽減することにもなる。このように信頼関係ができるのは、医師と薬剤師がface-to-faceで相談し合ってきたからだ。薬剤師も医師に対してassertivenessな姿勢が必要。"

薬剤師さんの言葉

'Pharmacists’ "assertiveness and confidence" are important for success.'

3日目

トロント大学薬学部の授業に参加させていただきました。RCT(Randomized Controlled Trial)に関する講義です。大講義でも学生がどんどん発言していきます。
Podと呼ばれる宇宙船のような講義室
授業の後は学生がキャンパスツアーをしてくれました。大雪でしたが、学生はこのときが一番楽しそうな表情をしていました。いい写真が取れましたので、トロント大の学生にも許可をいただき、TCTPのウェブサイトにも採用しています。
トロント大学キャンパスツアー

4日目

午前中はSickKidsでのClinical Shadowingでした。Shadowingと聴くと英語の勉強方を思い浮かべますが、ここでは業務中の薬剤師の側について業務を近くで観察し、体験することを指します。

学生の声より

"回診では親や患者本人からの聞き取りに加えて、今後の治療方針や(親・患者の)疑問点の解決などを話し合っており、日本よりも患者が多く発言してたように感じた。"
"Dr(レジデントや学生も含める)やDietician、Phを含めるチームでの病棟回診に同行した。Drがチームリーダーとなっていた。ベッド前で、小児患者やその親に対して皆が自己紹介をした後、体調確認をして、DrやDieticianが現在の症状の確認を医療者、患者に対して説明する。主に患者や親に対しての質問に対して詳しく答えるという形であった。また子供もしっかりと質問をするなど、自分の病気に対して積極的に治していこうとする様子であった。日本では、病院に行っても医者とのやりとりも必要なことを患者が聞いて、簡単に済ませているように思われたが、今回の回診では、患者とスタッフの議論、スタッフ同士の議論が印象的であった。薬剤師もチームの一員として他のスタッフからすぐ質問されていたり、よくコミュニケーションをとっているようだった。"

午後はSickKids薬剤部でMedicine Reconciliation(Med Rec)の講義でした。 Medicine(薬、医学)、Reconcile(和解・一致する)という各単語の意味を知っていても、2つが組み合わさった時の意味、薬物治療における意味を理解するのは難しいです。
Med Recは治療開始の際、これまでの薬物治療(名前、量、頻度、期間、入手経路等)について患者から聞き出したことをリスト化し、考えうる薬物治療と比較検討することであり、今後最適な薬物治療を行う出発点であると、素人の私は理解しました。

5日目

SickKids臨床薬理学部でIntegrating Pharmacogenomics into Clinical Careの授業でした。“Pharmacogenetics will be taken over by pharmacists in the future. ”という言葉から始まりました。
カナダでは3月はPharmacy Awareness Month (PAM) なのだそうです。ランチタイムにはトロント大学薬学部でPhamburgerというキックオフイベントが開かれました。
Phamburger at UofT